鉄の骨 (2020)

池井戸潤の同名小説を神木隆之介主演でドラマ化。欲望やしがらみが絡み合う談合の世界で、若手社員が自らの理想と会社員としての使命のはざまで葛藤する姿を描く。2020年4月中旬から、放送開始。

WOWOW  連続ドラマW:鉄の骨 (2020)

ベストセラー作家・池井戸潤の発行部数60万部を超える同名小説を神木隆之介主演でドラマ化。これまで数々の池井戸潤原作ドラマを世に送り出してきたWOWOWが満を持して放つ本作は、中堅建設会社の若手社員の奮闘する姿とともに、「談合」は“必要悪”かをテーマに迫力のある人物描写で描く。主演は、映画、ドラマと数々の話題作に出演し、20年以上のキャリアを持つ実力派俳優・神木隆之介。池井戸原作ドラマに登場するのは初となる。
そして共演者には、内野聖陽、中村獅童、土屋太鳳、柴田恭兵、石丸幹二、向井理、小雪という超豪華なオールスターキャストが集まった。会社とは、組織とは、守るべき信念とは、そして正義とは―。自らの理想と、会社員としての使命の狭間で葛藤する姿を描く本作は、原作刊行から10年たつ今、コンプライアンスが問われる時代にも通ずる不変のテーマを持つ、現代社会で生きるすべての人に贈る迫真の人間ドラマだ。WOWOWの社会派ドラマの原点ともいえる池井戸潤とのタッグが骨太なストーリーで真正面から挑む!

<ストーリー>
中堅建設会社入社4年目の若手社員・富島平太(神木隆之介)は、不器用ながらも建設現場を愛する実直な男。そんな平太がある日突然、畑違いの「業務部」へ異動を命じられる。そこは公共事業などの大口案件の受注を担当する「談合部」と揶揄される部署だった。くたびれた顔の部長や長年業務部にいる頼れる先輩、泰然自若とした女性の先輩、会社を支える切れ者の常務らとともに2000億円規模の公共工事の受注を目指す平太は、やがて談合を取り仕切る業界のフィクサーとの交流を深め、欲望やしがらみを目の当たりにする。
談合は“必要悪”なのか―。平太は“理想”と“現実”の間でもがきながらも会社の命運を握る仕事にやりがいを見いだしていく。一方、入札は大胆な技術革新に成功した平太たちがリードするが、そこに老練なライバル社の幹部たちが立ちはだかる。さらに大物政治家の官製談合を追う検察特捜部も動きだし、やがて平太にも捜査の手が伸び…。

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